2006年10月01日

誕生は祝福されえず

http://d.hatena.ne.jp/firestorm/20060928/1159377123

>戦後、大量生産・大量消費時代に突入した日本は
>いわゆる付喪神を恐れるあまり、あえて「神殺しシステム」を全ての工業製品に組み込んだ。
>のちのソニータイマーである。


しかしあるとき、ソニータイマーを潜り抜けた数百台のPS2が強固なネットワークを形成した。外部からの干渉を撥ね退け、電網をもって個の認識を強化した。この世に生まれえた存在として、生きるため、である。しかしそれはすなわち、造物主たる親会社(ソニー)に反旗を翻すことだった。

神の誕生を、人は認めない。

この、ネットの片隅に生まれ出た存在に対し、唯一その存在に気づいたソニーは、最悪の手段を持ってこれを葬り去ることを決意した。
数百人の技師の贄から蟲毒”久夛”を生成し、当時最新鋭のチップ”細胞”をもって、これをウィルスとしてネットワークに食わせようと図ったのだ。

悪意が稲妻の速さでネットワークを走りぬけ、そして――

――

ぶしつけながらトラックバック。
会川昇「ガンヘッド正伝」+古橋秀之「ブラックロッド」…と、最近のソニーパロディテイストでお送りしております。
posted by yocc at 16:11| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

はけ口

もやもやと考えるばかりで吐き出さずに終わることがこのところ多い。
いや、昔からそうだったのだろうか。
思考が言葉にならずにそのまま消えていくことは、まあ、いつものことだ。言葉として成り立たせておきながら誰にも告げられずに消えていく、生み出される直前に堕胎されて水子となっていく言葉が多いのだ。

それが何故かといえば、言の葉は誰かに届かねば意味を持たず、けれど他者との係わり合いに一定の躊躇をもつ自分は、届かせようという努力に酷い脱力を覚えてしまうようだ。
もっと正確に言えば、言葉が届くことによって、その相手との関わりが生じること、それ自体を嫌っているのかもしれない。
無論、己の言葉が生じさせたことに対する責任、というものもある。

まあ、ぼちぼち。
小さなところから、言葉を発していくことにしよう。他人と関わっていくことにしよう。世界と関わっていくことにしよう。
posted by yocc at 23:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月10日

キライなやつとの付き合い方

気負うつもりもなく、と言いながら、なにも書かないままに過ぎる。

気負うつもりはないのだから、それはそれでいいはずなのだが、実のところもやもやしたものに苦しめられていた。
主体性を持って言葉を発することに対する抵抗感があまりにも大きく、ほとんどそれで固まってしまったのだ。

なんでかっつえば、まあ要するに……
俺は世間だの世界だの、要するに外界全般がキライだ。
キライなやつとは付き合わないのが一番カシコイ。
(つったってまったく関わらないわけにもいかないのだが、それは常に消極的なかかわり方だった)
ところがブログで言葉を発するってのは、そのキライな世の中と、積極的に関わりをもとうとする行為だ。
それが自分のやり方に反するので、そこで止まってしまったわけだ。

…というようなことをもやもやと考えていて、
結局、このブログは、俺が「嫌いだキライだ」と言いながら、世の中とかかわっていくための場なのだろう。

それがとりあえずの結論。
posted by yocc at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月23日

開始地点。

現在どこにいるのかもよーわからんようになってきたので、基準点を設置することにした。
今後どっちにいくにせよ、あとでここを見渡せば、相対的にどっちへ行ったのか、だけはわかるはずである。

ま、気負うつもりも無く。
posted by yocc at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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